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「だって、照哉さん電話に出ないんだもん」
幸太は涙目で健太を見る。
「寝てんだろ?」
「ね、寝てる?東雲さんと?照哉さんと?会長と?えっ?3P?嫌だーっ」
幸太は頭を振りながら叫ぶ。
「違う違う、普通に寝てるって意味!本当、モモちゃんの影響受けまくりだなあ」
健太はため息をつく。
「あ、そっち?」
「最初からそっちだよ。アホ!」
「不安なんだよ、あんな野獣の館に派手なイケメンに変身した東雲さんが弱ってベッドに寝て…俺なら眠り姫な東雲さんに迷わずチュウする!」
「お前の方が危ないな」
幸太の発言に健太はため息をさらにつく。
***********
ボタンを一つ外す度に照哉ははだけてくる場所にキスを落とす。
まだ残る赤い印。
そこにも吸い付くようにキスをする。
舌先で舐めるとピクンと反応する東雲。
「…んっ、」
感じるように甘い吐息を漏らす。
「ヤバい可愛いじゃねーか!」
照哉は本気モードに突入する為に自らの服を脱ぐと東雲の着ているパジャマのボタンを全て外し終えた。
が、
それを邪魔するかのようにリビングから鳴り響く携帯の着信音。
無視して行為を続けるが鳴り止まない音にだんだんとイライラしてくる。
あーっ!クソッ誰だよ!
照哉は携帯を止めにリビングに行く。
手にした携帯の表示は幸太。
ち、幸太か…。
「もしも…」
「照哉さーん、良かった」
もしもしを最後まで言わせない勢いの幸太の声は物凄くデカい。
「うるせぇ…」
「あの、東雲さんは?東雲さん大丈夫ですよね?」
幸太の必死な声に、
大丈夫じゃねーよ。今から食う所だよ…と言いそうになる。
「東雲なら寝てるよ」
「会長は?」
「会長なら恋人の所だよ」
「本当ですか?良かったあ」
良くねーよ。と心の中で呟く照哉。
「じゃ、切るぞ」
「東雲さん守ってくださいね」
幸太に念を押され、返事を返す。
会長には食われないけど、俺からはわかんないよなあ。
照哉は電話を切ると部屋へ戻る。
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