アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
3
-
仰向けだった東雲は戻ってくると横向きで寝ていた。
仰向けにしようと肩をつかむと手に伝わる熱で、
あ、コイツ病人だっなあ。と思い出した照哉。
会長でさえ病人には手を出してないんだから我慢するか?
首筋に残した赤い印を見つめる。
ぶっちゃけ抱きてぇ!
東雲の隣に横になると、後ろから東雲を抱きしめる。
ち、今夜は我慢してやる!
そう呟いて照哉も目を閉じた。
***********
「うぃ~す」
受け付けの幸太と健太は挨拶をする男性を見た。
幸太と同じ金髪に高そうなスーツ姿。
「ユウヤさん」
健太が男性の名前を呼ぶ。
「双子元気か?相変わらず同じ顔」
ユウヤは二人の頭を交互に撫でる。
「どうしたんですか?」
「会長から店手伝えって言われてさ、東雲インフルエンザだって?」
幸太の質問にユウヤはそう答える。
会長…ピクリと幸太は反応した。
「そうなんですよ、店手伝ってくれるんですか?助かります。照哉さんも居ないし、俺らと英雄さんだけで回すのは正直大変で」
健太は嬉しそうに言う。
「英じい、まだクビになってないんだな」
「東雲さんや照哉さんが庇ってますから」
「ペットにもならないのにな」
ユウヤはそう言いながら奥の部屋へと行く。
幸太は直ぐに後を追う。
「あの、ユウヤさん」
「ん?」
ユウヤに会ったら聞きたい事があった幸太だが、いざ、本人を目の前にすると聞けない。
「なに?」
ユウヤに聞き返されても口ごもる。
「なんだよ、モジモジして…あ、もしかして俺に告白?幸太可愛いから一回くらいなら寝てもいーぞ?」
ユウヤは幸太の腰に手を回し引き寄せた。
「ち、ちが、違います!」
慌てて離れる幸太にユウヤは笑い出す。
「冗談だよ。で、どうした?」
「会長のエッチって野獣だと聞いたんですけど本当ですか?」
と、聞いたのは幸太じゃなくモモ。
いつの間にかモモが幸太の後ろに立っていたのだ。
「も、モモ!バカ、何聞いて」
幸太は真っ赤な顔をしてモモに文句を言う。
「アンタが聞けないから聞いてあげてんでしょ?」
モモは幸太の額をペチンと叩く。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 162