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「モモちゃん、新作読んだよ」
ユウヤはモモに笑いかける。
「ありがとう。今後の作品の為に教えてよ。会長とのエッチどうなん?」
モモに質問にユウヤはウットリしながら、
「めっちゃ良い!もうイキまくりの感じまくり」
と答える。
「やっぱ、チンコでかいの?」
「あ~デカいな!日本人じゃないね、あのサイズ」
「そっか、じゃあどんな体位が主なの?」
「俺は座ってするのが好きなんだけどさ、会長は騎乗好きなんだよな。動けって命令される」
「きゃー言葉攻め萌!さすが会長!どんな風俗嬢より会長の手コキとフェラは最高って聞くもんねえ。」
「だね、めっちゃ上手いもん会長!俺、女じゃイカなくなった」
「あ、あの、あのーっ」
モモとユウヤが盛り上がるのを止めるように幸太が会話を止める。
「なに?」
ユウヤは幸太を見る。
「そんなに凄いんですか?ユウヤさん、女の子をとっかえひっかえしてたのに」
「過去の話だよ。女の子ってさ、直ぐに結婚とか子供とか縛り付けたがるだろ?しかもエッチも面倒くさいし。サービスされるよりされたいし、第一、入れる穴は一つあれば良いじゃん」
ユウヤの言葉にモモは頷いている。
「なに?幸太も会長とやりたいのか?」
詳しく聞きたがる幸太の態度はそんな風に見えるらしく、ユウヤはニヤニヤ。
「ち、違います!今、東雲さんが会長の部屋に居るから心配で」
「まだ食ってないみたいだけど時間の問題じゃない?」
ユウヤはしれっとそう言うので幸太はまたもや涙目で、
「どういう意味ですか?会長が何か言ってるんですか?」
掴みかかる勢いで聞く。
「会長さ、気に入った相手、男も女も…まずは、自分の好みに外見を変えさせるんだよ。着る服も自分の好みにさせてる」
その言葉に幸太は固まる。
会長の部屋で会った東雲は派手なイケメンになっていたし、スーツも買ってくれているし…
決 定 的 ジャナイカ?
「あと、人のモノを取るのが好き」
「人のモノ?」
モモはキョトンとする。東雲は今、フリーのはず。
「東雲、照哉とできてんだろ?会長が言ってたぞ。」
「はい?」
今度は幸太がキョトンとする。
「できてる?東雲さんと照哉さんが?」
幸太は怪訝そうに眉を寄せる。
「うん、そう聞いたぞ。東雲の首筋にキスマークつけたのは自分だって照哉が言ったら、東雲も否定しなかったって」
キスマーク?
あっ、…幸太とモモは顔を見合わせた。
「確かに照哉さんがつけましたが、付き合ってないですよ!」
幸太は必死に否定する。
「じゃあセフレ?」
「それも違います!東雲さんそんな淫らな人じゃありません」
必死に否定する幸太にユウヤは何かつかんだかのようにニヤリと笑い、
「お前、東雲に惚れてんのか?」
そう聞いた。
聞かれた幸太はそうです。とばかりに顔を赤らめる。
「バカ正直だな。じゃあ、忠告してやる。会長は狙った獲物は必ず狩るし、照哉も手が早いし、アイツも上手いぜ」
ユウヤはニッコリと微笑む。
「何がですか?」
「キスとセックス」
幸太の耳元でユウヤは呟く。
「キス上手いヤツってフェラも上手いし、幸太も何かしら上手くならないと東雲は振り向いてくれないぞ」
「そ、そんな事」
顔が近いので、幸太は慌てて後ろへ下がる。
「そうよねえ~会長は四十八手どころか六十八手知ってそうだし、照哉さんも顔もスタイルも頭も良いし、リードしてくれそうだし…幸太はチンコ小さいからダメじゃん」
「モモーっ!」
幸太はモモの台詞に赤い顔を更に赤くして抗議する。
「幸太小さいのか?」
哀れむように見るユウヤに幸太は首を激しく横に振る。
「今は関係ないでしょーが!それよりユウヤさんは会長が東雲さんに手を出すの嫌じゃないですか?恋人が自分以外の誰かと寝るの…俺は嫌です」
「気にならないわけじゃないけどさ」
「あら?だったら東雲イジメちゃう?」
モモは目をキラキラさせている。
「イジメないよ。んな事したら会長に嫌われちゃうだろ?」
「そんなに会長好きなんだねえ」
モモは腕を組んで満足そうに頷いている。
「幸太も好きなら頑張れよ。新人も入るんだから、東雲の為に仕事とか頑張って認めてもらえ」
ユウヤの励ましに幸太は笑顔で頷いた。
「可愛いなお前」
素直な幸太にユウヤは笑いながら彼の頭を撫でる。
そんな二人の姿をモモは写メしながらニヤニヤしていた。
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