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「なんか、疲れてんな。ヤリ疲れか?」
朝、出迎えた照哉を見るなり会長はニヤリと笑った。
「いえ、自分の理性との戦い疲れです」
「ああ、東雲に悩殺されたか?」
会長は照哉が言った意味を直ぐに理解した。
「はい」
素直に返事を返す照哉に会長は笑う。
「ヤレば良かっただろ?」
「ヤッても良かったんですけど、病人相手はちょっと…熱も高いし」
「激しく運動して、汗を沢山かかせたら熱なんて直ぐに下がるだろうが?」
「ああ、そう言われればそうですね」
二人で東雲が眠る部屋へと入る。
「薬は?」
「つい、さっき飯食わせて飲ませました」
照哉はムラムラを押さえつつ朝を迎えていた。
「会長も東雲に悩殺されたんですか?」
照哉の質問に会長はニヤリと笑う。
「抱っこだろ?ちゃんとしてやったぞ。お前に悪いと思いながら身体中触った」
「触った?」
「汗拭いてパジャマ着させたのは俺だからな。まあ、無料で世話してやるほど聖人でもないし、目の保養で勘弁してやった」
照哉はちょっと…ではなく、かなり嫉妬した。
そりゃあ、下着姿の東雲はこの前見たけど、誰かに服を脱がされ裸を見られたらヤキモチも妬く。
「変な事してないでしょうね?」
「ヤッてはないから安心しろ。俺は意識ない奴を抱く趣味はない。」
会長の言葉にとりあえず信じようと思った。
***********
幸太は会長のマンションの近くをウロウロしていた。
どうしよう?
お見舞いに行きたい!
でも、会長に追い出されちゃうだろうし…。
そう悩みながら既に1時間はウロウロしている。
照哉に電話してみようか?
携帯を取り出す。
ユウヤが言った言葉も気になるのだ。
照哉は手が早い。
東雲に手を出さない保証はない。
ボコッ、
いきなり後頭部に衝撃があり、驚いて振り向いた。
「何やってんだよ」
立っていたのはユウヤ。
「あ、いや…東雲さんが心配で」
「不審者っぽく見えるぞ、来いよ」
ユウヤは幸太の手を掴むとマンションへと入って行った。
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