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「随分、遅かったな」
照哉はニヤニヤしながら幸太を出迎えた。
「で、どうだった?勉強になったか?」
照哉にそう聞かれ、幸太は顔を赤らめる。
「刺激強すぎたか?」
「…はい。会長、野獣でした」
「あの人、タフだからなあ。それに若い時にアダルト作品の男優やってたって話だし」
「ま、マジすか!タフでテクニシャンって神的じゃないですか!」
幸太は羨ましく思えた。
あんな風にリード出来たら…なんて考えながら東雲をじっと見つめる。
寝顔、やっぱ可愛いなあ…。睫毛長いし、女の子みたいだ。
唇なんて柔らかそうだし。
この唇に触れたいなあ。
やわらかいだろうなあ。
幸太は前のめりになり唇を凝視する。
「キス…してえなあ」
ゴンッ、
「痛い」
照哉に後頭部を殴られ、幸太は顔を上げた。
「寝込み襲ってんじゃねーよ。インフル感染すっぞ」
「東雲さんのインフルエンザなら良いんです!」
照哉に怒られ、幸太は開き直る。
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