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本気なのだろうかこの人は?
「チュウとかしませんから!」
「じゃあ、ずっと言うぞ」
やっぱり本気なのだろうか?冗談に取れない自分が居る。
だって、モモに送りつけられた写メでは明らかに照哉とキスをしていた。
「忘れて下さい、チュウはしませんけど…」
「マジつまんねえ、熱下がった途端にいつもの東雲だし、もっといっぱい抱っこしたりしときゃ良かったな」
照哉はふてくされた顔をする。
抱っこ…。
抱っこされていた自分を想像すると熱が上がったんじゃないかと思うくらいに顔が熱くなる。
「俺以外に抱っこされないって約束までしたのにさ」
照哉の言葉になんじゃそりゃあーっと叫びたくなる。
なんだか弱みを握られたみたいで照哉を的もに見れないので俯く。
その瞬間に下から照哉の顔が近付き軽くキスをされた。
「隙あり!」
照哉はいたずらっ子みたいにニヤリと笑う。
東雲は咄嗟の事に硬直してしまった。
「んな、可愛い顔するなよバカ!襲いたくなるから」
真っ赤な顔をして目を真ん丸にして照哉を凝視する東雲。
キス一つでこんなにうろたえたのを見ると案外と東雲は経験が浅いのかも知れないと照哉は嬉しくなる。
やはり誰も手をつけていないのは嬉しい。
「チュウくらいした事あるだろ?」
「そりゃあ、ありますけど、お、男とチュウは無いですから」
うろたえた東雲は照哉から離れようとする。
もちろん逃がす照哉ではない。
「チュウしたから、もう言わないでやるよ」
そう言いながら東雲の腕を掴む。
「マジで勘弁して下さい」
顔を真っ赤にしている東雲を見られただけで照哉は満足だった。
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