アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
12
-
頭を撫でていると、
「そんな事してたらチュウするからな」
ユウヤは顔を伏せたままに言う。
それでも撫でるのを止めない幸太の手を掴み、ギュッと抱きしめた。
「襲うぞバカ」
「だって…泣いてるし」
「泣いてねーし」
ユウヤは幸太をきつく抱きしめる。
「ユウヤさんが泣いてるのビックリした。いつも堂々としてるし、女の子にも人気あるし」
そう、いつもユウヤは堂々としてた。
高いブランド物を身につけ、高い車に乗り、
でも、
1番大事なモノは手に出来なかった。
お金よりも、ブランドよりも…
ユウヤは会長の愛が欲しかったのかな?
「俺だって純情な感情くらいあるよ。幸太みたいに…本当は純情なんだよ」
抱きしめる腕から伝わる震える気持ち。
「幸太だって、失恋になるんだからな!」
そう言われてハッとした。
そ、そうだ!東雲さん!
「か、会長に食われたんですか東雲さん」
「多分な…」
その言葉で今度は幸太が泣き出した。
ふえ~ん、と声を上げて。
ユウヤは抱きしめたままに頭を撫でた。
グスグス泣く幸太から離れ彼の顔を見る。
子供みたいに泣きじゃくる顔。
「すげえ可愛いな幸太は…」
そう言うとユウヤはまたキスをする。
幸太は抵抗するのも忘れ、ユウヤの背中に手を回す。
そのまま押し倒され、ユウヤにキスを何度もされる。
「幸太…失恋した者同士…気持ちよくなろうよ」
「えっ?」
見下ろすユウヤは綺麗で…涙で潤んだ目に吸い込まれそうだ。
「俺、慣れてないし…初めてだし、それに…やっぱり…しのの…」
めさん…に。
なんて言わせて貰えず、キスで塞がれた。
ユウヤの手は幸太の服を脱がしていく。
う…
やばい、震えてきた…
幸太は次第に怖くなるがユウヤの深いキスを拒否出来なかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
62 / 162