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嘘と本音
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ううっ、やばい。
コワい、コワい、コワい、
幸太は目をギュッと閉じている。
ユウヤの唇が首筋に来て、シャツのボタンが外されていく。
どどど、どーしよ!
このままだと、ユウヤさんとエッチしちゃうんだよね?
俺、初めては東雲さんと…
東雲さんとエッチ…
そこまで考えてたら、涙がまたポロポロと流れるのが分かる。
東雲さん、会長とエッチしたのかな?
照哉さんに守ってってお願いしたのにぃぃ!
でも、会長に誰も適わないのは知ってる。
本当は心のどこかで、東雲が会長にヤラれて、ユウヤみたいに男に目覚めたら、自分にもチャンスくるかも、なんて考えてたのかも知れない。
だってさ、東雲さんはノンケで俺は受けで、
東雲さんが俺に入れるなんて夢だもん。
それに、自分も経験積んでた方が…、
カチャカチャ、
金属音が聞こえてきた。
ベルトを外す音。
ユウヤが幸太のベルトを外している。
や、やっぱり痛いのかな?
ドキドキしてきた。
ユウヤの舌が幸太の乳首を舐めてきた。
「ひゃん」
ビクンと身体が震えた。
チュクチュクとユウヤの口に含まれた乳首はすぐに固くなる。
あああ、やばいいぃー!
オッパイ吸われるのって気持ちいいんだ。
女の子もこんな感じなのかなあ?
ユウヤの指先がもう片方の乳首を弄りだし、2つ同時に攻められた幸太は、
ひゃん、どころか、
「あっん、あああ、」
AV女優よりも激しく反応していた。
気持ちいい、
気持ちいいよう。
ユウヤの手は再度下半身へ。
「幸太、…触って欲しいか?」
ユウヤの声に幸太は目を開けた。
いつの間にかユウヤの顔がすぐ近くにあった。
コクンと頷く。
ユウヤは幸太の目尻を舐めた。
「あっん、」
ビクン感じてしまう。
「泣き虫だよな幸太」
目尻というより、涙を舐めたようだ。
「いいのか?東雲じゃなく俺のが入ってくるんだぞ?」
そう言われたら、現実に戻ってしまう。
やっぱり、コワい。
東雲さんが好き。
幸太は首を振る。
「東雲…今頃、会長に足広げてても好きか?」
幸太はコクンと頷く。
「幸太はバカだな…でも、そういう所、堪らなく好き」
ユウヤは幸太にまたキスをする。
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