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幸太はイヤなのにユウヤのキスを受け入れてしまう。
ユウヤがふいに幸太から離れた。
えっ?
困惑していると、
「ちょっと待ってろ!」
とユウヤが玄関へと行きドアの隙間から向こうをじっと見ているのが、起き上がった幸太の目に映った。
何を?
してるのかな?と思っていたら、開けられたドアから、モモ、ユナ、健太がなだれ込んで来た。
「ええええーっ!」
幸太は悲鳴に近い叫び声を上げた。
「先輩、なんか声しませんでした?」
掃除中のシンジが英雄氏を見た。
「猫が盛りよっちゃなかですかね?発情期中で」
「ああ、」
英雄氏の言葉に納得したシンジは掃除を再開させた。
「な、ななななんで?いつから?」
幸太は起き上がりはだけたシャツを慌てて手で押さえる。
「うーんとね、廊下でベロチューしてる所から」
モモはキラキラした目で答える。
「は、初めっから」
幸太は全身が一気に熱くなるのを感じた。
ユウヤは幸太にキスをしながら視線を感じていて、微かに…「最後までやるかな?」 「ヤルダロ?」と会話が聞こえてきたのでドアの方を見たら、閉めたはずなのに、ドアに隙間があった。
確認しに行くと、目をキラキラさせたモモと、冷静に視線を送るユナ、そして幸太と同じ顔をした健太が居たのだ。
「あ、構わず続けて」
モモは相変わらずキラキラした目で言う。
「ネタにする気だな」
ユウヤが言うと、
「いいネタ浮かんだんだあ~」
「はいはい、もういいから、全員出て」
ユウヤは頭を抱えた。
ぶっちゃけ、東雲を尊敬する。
「外で聞いててもいい?」
「ダメ!」
「ケチ」
モモはむくれる。
「東雲ハ愛人ニナッタノカ?」
ユナのストレートな質問。
また、幸太が目を潤ませた。
「ねえ、幸太、東雲は諦めてユウヤさんと付き合っちゃいな」
外に出ろと言われた3人は上がり込む。
「なんだよモモまで!」
幸太はモモを睨む。
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