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「ててて、照哉さん」
照哉に見下ろされた東雲はかなり、テンパっている。
「東雲…」
照哉は東雲の名前を呼ぶと顔を近付けた。
えーーと、
チュウ?
チュウされる?
東雲は思わず目をぎゅっと瞑った。
閉じた瞳に唇が押し当てられる。
柔らかい感触と温かさ。
照哉の唇はまぶたから、額へと移り…耳たぶをしゃぶる。
「あっ、…照哉さ…ん」
待って…
いや…………………、
じゃないかも?
舐められる場所はすぐに熱を帯び、気持ちよさが先にくる。
あれ?
俺、男に女の子みたいな扱いされてるのに、
なんで?嫌じゃないのだろう?
「東雲、好きだ…」
耳元で何度も囁かれる言葉は子守歌みたいで心地良い。
照哉の唇は頬にキスをして、
次に…
唇。
軽く数回押し付けられた後に、東雲の口内に照哉の舌が挿入された。
「ふっ……あっ」
クチュと舌が絡むと東雲は声を漏らす。
照哉のキスは優しい。
「んっ…」
長いキスのあと唇が離れた。
「東雲、抵抗しないんだな…それって、抱いて良いって事?」
照哉は東雲を見つめている。
照哉の瞳の中に映る自分の姿。
照哉さん…やっぱ、綺麗だなあ。
照哉の瞳に吸い込まれそうだ。
「嫌なら嫌だと言わないと先に進むぞ」
そう言い放った照哉の唇をつい見つめた。
柔らかくて熱い唇。
また…触れてみたい。
東雲は両手を伸ばし、照哉を引き寄せた。
「しの…んっ、」
引き寄せられた照哉は驚いたように彼の名前を予防としたが、唇が重ねられて東雲が舌を絡ませてきた。
照哉の首に回された東雲の両手。
東雲から絡ませてくる舌。
抱いて良いんだな。
照哉はそう解釈した。
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