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キスは好きな人とするから気持ちが良い。
だから、東雲とキスすると凄く気持ち良くて感じる。
髪を撫でられる感触と絡んでくる舌の感触。
東雲?
「んっ…」
絡む舌を受け入れるように照哉は息を漏らす。
身体を這う手のひら。
「あっ……」
唇はいつの間にか解放されたようで、首筋から順番に丁寧に舌で舐められていく。
「んっ…………」
広い会長のベッド。
会長から全ての着ている物を脱がされた照哉が乱れている。
「お前、意識ない方が素直に感じていいな」
会長が愛撫を繰り返す度に甘い息が照哉の口から漏れる。
意識ある時に抱くとこんな声は出さない。
「んっ、あっ……」
ピクンピクンと反応する照哉の身体。
舌先で執拗に攻める。
いつもこれくらい素直に反応すりゃ乱暴にしないのにな。
このドM野郎!
会長の愛撫が続く中、ようやく照哉が目を開けた。
チッ、
「目、覚ました途端に舌打ちか照哉」
真上から見下ろす会長は照哉を見てニヤリと笑う。
照哉はフイッと横を向く。
東雲ではなかった。
一緒に寝ていたから、東雲だと思っていて、舐められる感触や手のひらの感触に感じた自分に腹が立つ。
目を開けると自分を愛撫していたのは会長。
舌打ちもしたくなる。
「まあ、いい。」
会長はそのまま、照哉への愛撫を続ける。
******
寝返りでふと、目が覚めた東雲。
あれ?照哉さん?
一緒に居たはずの照哉がいない。
起き上がり周りを見る。
「照哉さん?」
名前を呼んでも、周りを見ても照哉は居ない。
トイレ?
ベッドから降りて照哉を探しに部屋を出た。
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