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嫌だと言って止める相手じゃない事くらい知っている。
でも、ドアの向こうに東雲が居るかもしれない、好きでもない男にイジられてイク姿を見せたくない。
必死に我慢した。
「照哉、良い感じに絞めてくるじゃねーか、このドM」
耳を舐めながら囁いてくる。
まるで楽しむように。奥にある照哉の感じる箇所を何度も突く。
動きは激しく肌同士がぶつかる音が外に聞こえるのでは?と心配にもなる。
そんな中、我慢の限界だ。
うっ…
ヤバい……、
いき……そうっ、
「息荒くなってんな?もう限界か照哉?」
言われた通りに息はかなり激しくなっていた。
会長は照哉のイキそうなモノの先端を執拗に攻める。
尿道を爪で弄られ、
「やぁ…………」
短く声を上げ、会長の手のひらの中に射精してしまった。
「たっく、イッてんじゃねーぞ」
会長は照哉の精液で濡れた手を彼の口元へと持っていき、
「舐めて綺麗にしろよお前が汚したんだ」
と命令する。
くそエロオヤジ、ぜってえ、いつか殺す!
照哉は舌で会長の手を舐めていく。
まずっ…………。
自分のモノだが不味さは変態エロオヤジと同じだ。
手のひらから指の間を丁寧に舐めていく。
指を口の中に入れられ、それをしゃぶる。
「いい子だな照哉は…ご褒美あげないとな」
会長はガンガン腰を振り、1度目の射精をした。
変態エロオヤジのセックスは一度始まると長い。
今、イッたばかりの癖に照哉をまたベッドへと戻すと第2ラウンドを開始する。
変態エロオヤジは絶滅しろ!
照哉はそう叫びたかった。
******
照哉さん、屋上にも居ない。
戻ったのかなあ?
そう考えながら何気なく空を見上げた。
少し星が見える。
周りが明るいせいで少ししか見えない。
しょうがないよね。
東雲が育った場所は星が綺麗だった。
ホタルも飛んでいて、ホタルは地上の星だよと亡くなった父親に教えてもらった。
ホタルみたいなあ…。
東雲はその場に寝転がり星を見つめる。
金貯まんないなあ。
ため息が出る。
ごめんね、お父さん…………。
まだ取り返せないや。
東雲は見ている空が霞んできて、慌てて涙を拭く。
「東雲」
名前を呼ばれて自分を覗き込む照哉の顔。
「何泣いてんだよ」
心配そうな顔をする照哉に手を伸ばして、つい抱き付いた。
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