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照哉が手を使おうとしたら、
「手は使うな口だけだ」
と付けていたネクタイで両手を後ろで縛られた。
本当、ムカつく糞オヤジ!
フェラをしている間中、頭を撫でられた。
いつも、そう。
殴られたりとか、そんなのはなくて、優しい部分がいくつもある。
普段もどんなに生意気な口を聞いても怒らない。
でも、だからと言って会長を好きではない。
出来たら今も逃げ出したい。
「照哉、もういいぞ。俺に跨がれ」
照哉を自分の陰茎から離す。
会長に言われるままに足を広げて、ゆっくりと腰を降ろす照哉。
クチッと音がして、自分が体重をかける度に中へと挿ってくる。
くっ……………、
声を我慢した。
少しでも喘ぐと行為が長引く。
会長は手で照哉の腰を掴むと一気に座らせた。
「ふっ………」
ビクンッと身体が痙攣して、声が出てしまった。
会長は照哉の頭を腕で包み込み、肩に寄せた。
身体を揺する度に息が荒くなる照哉。
素直じゃない彼。
まあ、好きでもない奴とのセックスなんて拷問に近いからな。
会長はそう思いながら照哉の身体を揺らす。
「照哉、自分で動け」
虐めたくて、そう言ってみる。
「嫌です!自分で動けば良いでしょ?」
ぶっきらぼうに返事を返す。
ふと、視線を感じた会長はドアを見た。
ドアの隙間から覗くタケルと目が合った。
ああ、戻って来ないから探しに来たんだな。
そう思ってニヤリと笑った。
子猫ちゃんによろしく。と唇を動かす。
子猫ちゃんはタケルの恋人の事。
照哉とのセックスを見せつけるように会長は彼の太ももを持ち上げたり、下げたりを激しく繰り返す。
下からガンガン突かれ照哉の身体がしなり、会長の肩に顔を乗せて必死に歯を食いしばり声を我慢する彼が色っぽくてゾクゾクくる。
タケルが去って行く気配がしたが、キチンとドアを閉めなかったせいか、カチッと小さく金属音がした。
照哉がそれに素早く反応をして後ろを気にする素振りを見せる。
「後ろが気になるか?」
「いま、何か音が………」
「音?そりゃあ、タケルがドアの向こうに」
「えっ、」
向こうに居た。と過去形で言おうとする前に照哉が動揺したように会長の上から降りようとした。
感情的にあまりならない照哉の動揺の仕方がツボってしまった会長は彼の身体を掴む。
「照哉、見せつけようぜ」
ニヤリと笑う会長。
「えっ?」
驚く照哉の身体を会長は揺する。
「お前、見られてる方が興奮するみたいだなっ。今、凄く締め付けてるぜ」
「なっ、離せ変態!」
睨みつけるが会長はニヤリと笑ったまま、照哉の身体を揺すり続ける。
確かに見られてると思うと恥ずかしさでどうにかなりそうな照哉。
「やめろって」
「嫌だね!動揺してるお前見るの楽しいから。タケルが見てんぞ、ほら、俺に挿れられてる所見せてやれよ」
「変態!くそっ、離せよ!いやだ」
後ろで縛られている手を解こうと必死な照哉。
会長は照哉がしているネクタイを外して目隠しのように顔に巻いた。
そして、照哉の身体を反転させてドアの方に向ける。
「何してんだよ変態」
目隠しのせいで状況が分からない。
「見られてながら勃起してるのを見せてやるんだよ。」
会長は照哉の陰茎を掴みしごき出す。
「や、いやだ!」
首を振って必死に抵抗するが会長の手の動きは止まらない。
下からも突かれ、照哉はやがて果ててしまった。
「イッたな照哉」
会長は耳元で囁き、自分もイク為に彼の身体を激しく揺さぶり、ようやく………イッた。
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