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最悪な出会い
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side ちとせ
「最悪だ…なんで俺が…」
俺は今、人気のない廊下を歩いている。理由は数分前にさかのぼる__
「藍原!ちょっといいか?」
「…なんですか」
「これを資料室に運んでおいてほしいんだ」
「なんで俺なんすか」
「出生番号1番だからだ!よろしくな!」
いい笑顔で言ってんじゃねぇよ…資料室って確か旧校舎だよな
「はぁ…めんどくせぇ…」
__とまぁそんなこんなで今に至る
「なんで出席番号で手伝わすやつ決めるんだよ。それじゃあ毎回俺になるじゃん…」
ブツブツ文句を垂れながら歩いているといつの間にか資料室の前だった。
「ん?なんか声…?」
少しだけ開いたドアの隙間から声が聞こえた気がした。だがそんなはずはない。実は今は授業中だ。教師からの頼まれごとをいいことにのんびり歩いてさぼるつもりだったのだ。
「なんだ?さぼりか?」
少し開いたドアに手をかけそーっと開けてみる。中に入り数歩進んで…俺は固まった。
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