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顔合わせ
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side ちとせ
俺は今、生徒会室の前に来ている。愛希と話していたため最後かもしれない…
__コンコン_
「失礼します。遅くなってすみません」
そう言って中に入る
「よし、これでそろったかな?」
そう言って立ち上がったのはものすごく美人な男…
副会長だ
「とりあえず座って」
それぞれみんな近くの席に座った。
生徒会室は会議室のように長机が四角に並べられており、椅子が10個ほどある
「えーと、今日は顔合わせのために集まってもらった。生徒会役員決定の全校生徒への公表は月曜に行うので、その前にお互い知っておいた方がいいだろうと思ってね」
そして自己紹介の流れになって、副会長が1人ずつ名前と役職、それから学年を読み上げ一言ずつ挨拶するように促す
「じゃあ庶務、1年の瀬戸恭弥から」
「あー瀬戸恭弥。1年。よろしくな〜」
金髪ピアスのいかにもヤンキー風の男がだるそうにスマホを弄りながら挨拶をする
……え、あんなんでいいのか?てか態度悪っ
「次、同じく庶務の2年藤田先輩」
「2年の藤田です。よろしくお願いします」
「書記、3年の美澄先輩お願いします」
「はい。美澄忍です。去年に引き続き今年も書記を担当します。よろしくお願いします」
めちゃくちゃ綺麗な人だな…
なんて思ってたらすごく視線を感じた…いや、生徒会室に入ってきてからずっとだったけどあえて無視していたのだが、なかなかしつこい
「次、会計……」
副会長が進めているが俺は視線が気になってそっちを向いてしまった。すると目があったのは案の定新藤だ。俺と目が合った瞬間にやりと嫌な笑を浮かべる
ゾワッと鳥肌がたった
「藍原?おーい、藍原ー?」
「え!?はい!!」
「次、藍原の番」
「えっと、1年の藍原です。よろしくお願いします」
俺が挨拶をしている間も新藤はにやにやとしてこっちを見ていた
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