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躾(2)
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side ちとせ
鏡に映る自分がつけられているのはどう見ても犬猫が付けるような首輪で、そんなものを付けられたのが腹立たしく怒鳴る
「ふざけてんのかてめぇ!!」
痛みなんて吹き飛ぶような怒り
とにかく外そうとするが、どういうわけか外れない。力任せに引っ張っても苦しくなるだけ
「それ、鍵がないと外せないから」
「はあ!?なら鍵よこせよ!」
「お前は馬鹿か?よこせって言われてよこすやつがどこにいるんだよ」
新藤は嘲笑うように見下ろしてそう言い放つ
こいつ、いちいち腹立つやつだなっ!!
そのムカつく顔をぶん殴ってやりたいが、生憎腰が痛くて動けないからとにかく暴言を吐きまくる
「ぎゃあぎゃあ喚くなよ」
「………」
何が起きたか理解出来ず数秒固まる。目の前に新藤の顔があり、唇に柔らかい感触
「……っざけんな!!」
殴ってやろうと突き出した拳は余裕で躱される
するとまた新藤が近づいて来てベッドに乗り上げてきたから身構えたがなぜか横を抜ける
__カチッ
またそんな音がして振り返るとベッドヘッドに鎖が繋がれていた
その鎖の反対の先を辿っていくと、俺につけられた首輪に繋がっていた……
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