アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
朝(2)
-
side ちとせ
朝ごはんも食べ終わり下着や制服を渡され着替え、歯を磨き寝癖をなおす
時間は8時25分。HRは8時45分からだ
俺はアパートから最寄り駅まで10分、電車で5分、そこから学校まで歩いて10分で25分はかかる
「時間、やばくないか?」
玄関で靴を履きながら新藤に尋ねるが
「は?余裕だろ?」
と言われ黙る
外へ出ると黒塗りのいかにも高級そうな車が玄関から続く石畳の先の門の外に止まっているのが見える
ここへ来る時気を失っていて見ていなかったが家の中の広さでなんとなく気がついてはいたんだ。でもなんだこれ?なんで玄関から門までこんなに遠い?そもそもあんな立派な門がある家ってどうなんだよ…
気にした様子もなく歩きだす新藤に慌てて続く
「な、なぁ…鍵は?閉めなくていいのか?」
「ほっとけ、勝手に閉まる」
オートロックってやつか?
門の前まで行くと何もしていないのに開いた…
と思ったら黒い燕尾服の綺麗な顔立ちの男が頭を下げて言う
「おはようございます斗真様」
「あぁ、おはよう」
「お、おはよう、ございます…」
一応俺も挨拶する
「おはようございます、ちとせ様。眠っていたので覚えていらっしゃらないと思うので改めて。はじめまして、私は斗真様の執事の夏目と申します。よろしくお願い致します」
そう言うとまた綺麗なお辞儀をした
どうしていいかわからずとりあえずよろしくお願いしますとペコりとお辞儀を返した
……いや執事て…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
62 / 165