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朝(3)
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side ちとせ
高そうな車に乗り込み窓の外を眺める
閑静な住宅街の奥にあったらしく新藤の家から離れるほど普通の家(それでも十分大きいが)が多くなる
5分ほどで住宅街を抜け街に出る。そこからまた少し走ると見覚えのある道に出て、目の前に学校が見えてくる
「え!?近っ」
ここまで10分もかかっていない
「そうか?」
車が止まり夏目さんがドアを開けてくれる
「行ってらっしゃいませ」と頭を下げる夏目さんに礼を言い頭を下げつつ先を歩く新藤に続いて校門をくぐった
「あ、斗真さん!おはようございます」
「おはようございます生徒会長!」
「新藤さん!今日も素敵です!」
校門をくぐってすぐに新藤は次々に挨拶される。それに適当に返しながら堂々と歩く新藤はすごい
ぽつんと1人取り残された俺は新藤の背を見ていた
「ちとせ!おはよう!!こんな所で立ち止まってどうしたの?」
ぼーっと突っ立っていると後ろから声をかけられ振り返る
「あぁ、愛希、おはよ」
「うん!おはよう!!」
朝から元気だな、と思いながら愛希と教室へ向かった
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