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やっちまった side斗真
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side 斗真
死んだように眠るちとせの髪を梳きながらため息を吐く
「やっちまった…」
さすがにやりすぎた。自覚はある
でもあれはちとせが悪いだろう。あんな涙目で「挿れて」なんて言われたら我慢出来るはずがない
気がつくとちとせは失神していて、外はうっすらと明るくなっていた
「起きたら機嫌、悪いだろうな…」
本当は今日デートに誘うつもりだった。映画を見て、甘いものでも一緒に食べて、いい雰囲気のまま綺麗な夜景の見えるホテルでも…なんて、ベタなデートコースを考えていたんだ
学校ではどうやって声をかけたらいいのかわからなくて、1週間まともに話すこともなかった
別に緊張していたとかじゃない。ただ "普通"がわからない。俺とちとせは友人でも恋人でもない。この関係を言い表すのは難しい
一つ言えるとしたら俺の片思いだ
「はぁ…」
また1つため息を吐いて立ち上がりキッチンへ向かう
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