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食堂(3)
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side ちとせ
言われるまま席に座る
どうやらこの日当たりのいい窓際はこの3人の特等席らしく暗黙の了解と言うようにみんな避けて座るらしい
よく見ればこの席の周りのテーブルだけやたらとぎゅうぎゅうに人が座っていて見ているこちらが暑苦しい
「へぇ〜愛希ちゃんっていうんだ?俺、瀬戸恭弥よろしくな〜」
「ちとせの友達?知らなかった…」
自分の知らない友達がいたのかとちょっとしゅんとする愛希。いや、役員発表あったよな?
「佐久間律。よろしく」
にこりと爽やかに笑った佐久間は相変わらず美人だ
「ちとせ、ほらトマト」
あーんと差し出してくるこいつどうしてくれよう
なんでトマト好きなのバレてるんだよくそ
「おいほら落ちるから早くしろよ」
「置けばいいだろ皿に。つか別にいらねぇし」
なんでだ?好きだろ?と怪訝そうな顔
実は馬鹿なのか?
無視して俺は黙々と定食を食べた
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