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ストロベリーなんたら
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side ちとせ
生徒会の引き継ぎなども終わり最近は仕事がないのか生徒会に呼ばれなくなった。そもそも俺の仕事といえば新藤を連れてくるやらプリントのホチキス止めやら必要なのか怪しい仕事ばかりだ
また今度付き合うと言っていた愛希との部活動見学には結局行けず、仮入部期間とやらも終わってしまったらしい
そのことについて愛希はぶつくさ言っていたが今はバスケ部に入ると決めてご機嫌だ
「今ス○バの期間限定メニューいちごらしいよ!行かない?」
「行く」
愛希のシューズや練習着選びに散々付き合わされ、部活動見学に行けなかった手前文句を言うことも出来ず学校帰りに2時間歩き回ってもうヘトヘトだ、糖分が欲しい
どこか座って休めるところでも探そうかと思っていたら丁度思い出した愛希が言ったため、ス○バに向かう
「人多いな」
平日の夜だと言うのに結構人がいる。列の最後尾を見つけて並んでメニューのストロベリーなんたらを眺める
「いらっしゃいませ、ご注文をどうぞ」
「期間限定のいちごの2つ!」
メニュー名なんてガン無視で愛希が店員さんに向かって満面の笑顔で言う
店員の女の人は微笑ましそうに愛希を見ていて、これは絶対中学生だと思われてるよなと思ったが本人は終始ご機嫌なので黙っておく
会計を済ませ受け取りそのまま店を出た
店内は混んでいたためいつくかベンチが並ぶ広場に向かう。我慢できず道すがら一口…
「うっま!!」
「おいし〜!!」
男子高校生2人できゃっきゃとはしゃぐ姿はなかなかにシュールかもしれないがそんなことは知ったこっちゃない。美味いものは美味いのだ
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