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危ないヤツ(3)
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side ちとせ
瀬戸と2人で券売機に並び食券を買いそれぞれ食べたいものを受け取りいつもの席へと向かう
既に新藤と佐久間は座っていて食事は半分ほど進んでいた
「遅かったな」
「プリント書いてた」
なんて瀬戸と喋りながらダラダラ歩いていたせいなのだが適当に返す
「コロッケいるか?」
「いらない」
「そうか…」
僅かに新藤がしゅんとした気がして余りにも塩対応過ぎたかと罪悪感を抱いたところで瀬戸が爆弾を落とす
「ちとせ、斗真のこと嫌いじゃないってさ」
「「は?」」
俺と新藤の声が重なった
何を言い出すんだこいつは、とキレ気味の俺と突然過ぎてなんの事かわからず頭の上に疑問符を浮かべまくる新藤
「さっき話してたんだけど、ちとせはいろいろあったけど斗真のこと嫌いじゃ「あーーー!もうお前ほんと黙れよっ」
空気の読めない、いやあえて読まない瀬戸はわざわざご丁寧に説明を始めようとしやがった
別に聞かれて困る内容でもないがなんとなく気恥しい。それにおかしいだろ?自分が受けた仕打ちを考えれば客観的に見て嫌いじゃないなんて
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