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勉強合宿 side斗真
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side 斗真
「……という訳で言っといたから」
「という訳でじゃねぇよ、俺はそんな話きいてないぞ」
「言ってないからねぇ」
律に押し付けられた昨年度の書類整理をこれまた俺に押し付けてどこかに行ったと思ったら戻ってきてそう言う恭弥。隠れてタバコでも吸ってたんだろうと思っていたらどうやらそうではなかったらしい
「たまたまちとせ達の教室の前通ったらテスト勉強してて誘っちゃった」
てへぺろっなんて可愛くもねぇでかい男がそんなこと言ったって鳥肌モノだ、やめてくれ
「せめて確認してからにしろよな…」
「ちとせが来るって言ったら斗真は断らないだろ?」
にやにやしやがって…
「最近ちとせと何にもないんだろ?」
「なんで知ってんだ」
「ちとせに聞いた」
「ちとせが話したのか?」
「俺が聞いただけ」
なんだよ…ちとせが俺の話を自分からしたのかと期待したじゃねぇか
「で、お前の目的は?」
「なんだよ、純粋に親友を応援してるんだとは思って貰えないわけ?」
「そんなタマか?」
「愛希ちゃん、可愛いよねぇ」
やっぱりな、そんなことだろうと思った
まぁちとせが家に来ることにはもちろん不満はない
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