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居ない方が トンコネ(グルエミ 続き3
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電話が終わったのかエーミール がこちらへ戻って来た。俺は、エーミール の方を向き
「なぁ、エーミール 。」
「はい?なんでしょう?」
「シャオロンは、大丈夫やろか?」
エーミール は驚いていた。多分、トントンの事を聞かれると思ったのだろう。少し経ってからエーミール は口を開いた。
「えっと、右足を骨折したくらいです。あつ!それよりコネシマ さん頭は大丈夫ですか?」
頭?あー、そや。俺、頭ぶつけたんや。
「大丈夫、少し痛いくらいやから。」
「そうですか、あまり動いちゃダメですよ!」
と言いながらエーミール は、心配そうな顔をした。
少し、エーミール と雑談をしているとまたエーミール の携帯が鳴った。エーミール が電話にでて話すと
「コネシマ さん、グルさんに呼ばれたので出ますね」
「わかった!」
そう言うとエーミール は、病室を出て行った。
ふぁー、そういえば今何時だ?
俺 は、チラリとベットの隣にある棚の上の時計を見た。時計の針は、7時を指していた。
少し、寝よー
そう思い、俺は布団に潜り込んだ。
ふ、ふぁーぁー
パチリと目が覚め俺は少しボーとして時計を見た。時計は、9時を指していた。
9時かー、、、
俺は何をしようと考えて一つだけ、思いついた。
そや!トントンにまだ会ってない!
布団から勢いよく飛び出して病室の外に出た。
えーと、305室やからー
「何してるのですか?」
「ひっ!」
驚きすぎて声出てしもた、、
その後、ゆっくりと声が聞こえた方を向いた。そこにいたのは、看護師だった。
「?」
「あ、えっと、、」
トントンに会いに行く言うたらやばいやろなー
「と、トイレや!うん、トイレ。」
「そうですか、トイレの場所は分かりますか?」
「分かるで」
そうですか、と言うと看護師は来た方へ戻って行った。
さ、いこか!
キラーンッと星が出た気がした。
おっ!ここや、ここや!
ガラガラと扉を開けると、トントンがこちらを向いた。久しぶりに見た顔に声が出そうになるのを抑えトントンの方へ行った。
「トントンー!久しぶりやなー。あの時、大丈夫だったか?」
「、、、」
トントンは、何も答えてくれなかった。
「?どしたん?トントン。な、なんで答えてくれへんの?」
トントンは、窓の方を向いてしまった。
どないしたんやろ?不機嫌なんやろか?
窓の方へ行きトントンの顔を覗いた。
「トン氏ー、どしたん?」
トントンは、笑ってもくれなかった。
んー?
下を向いて、考えているとコンコンと音がしてトントンの方を向いた。そして、トントンが机をノックしたことがわかった。トントンは、口をパクパクさせ始めた。
「ん?お腹すいた?」
トントンは、首を横に振った。
「ご?」
トントンは、首を縦に振った。
「め、」
「ん」
「な?」
うんと縦に振った。
「こ」
「ね」
俺が全て解読すると、トントンは布団に潜り込んだ。
ごめんな、コネ。
「ど、どうゆうことや?」
なんで、謝るのたろう。俺は、わからなかった。もう少し、話を聞こうとトントンを起こそうとした時
コンコン
「失礼しますよー、ごっ!」
エーミール がこっちを向いて固まった。その後ろから、グルッペンがやってきた。
「エーミール 、ここに止まるな。邪魔だぞっ!」
そして、グルッペンもこっちを向いて固まった。
先に動いたのは、エーミール だった。
「どうして、コネシマ さんがいるんですか?」
「えっ?トントンにあいたいから」
すると、グルッペンが動き始めコネシマ を追い出した。
「な、なにするんだよ!トントンは、どないしたんっ?」
「エーミール !」
小さな声で、グルッペンがエーミール に言った。
「わ、分かりました。一度コネシマ さんの部屋に戻って話をしましょう。」
エーミール は、コネシマ を引っ張って行った。
「で!なんでや?」
病室に着くなり早速きいた。
「、、、。トントンさんは、あなたと次の車が来るまで岩の陰で待っていた。その時、あなたは怪我をしていた。そんな時に、運悪く敵国の兵士が2、3人来てしまいました。トントンさんは、その事にいち早く気づきあなたに上着をかけて対抗しに行きました。倒したのは、倒したのですがトントンさんは喉、頭に傷を負ってしまいました。普通なら、すぐ倒れるはずなのに倒れたのはあなたの上でした。分かりますか?あなたを傷を負ってでも守り自分が倒れた後もあなたを守っていました。そして、声が出なくなりました。」
俺は、動けなかった。もう、トントンの声が聞けないと思うと頭が真っ白になった。下を向いたら目から冷たいなにがか流れてきた。少し経ってから、自分が泣いている事に気付いた。
「うっ、う、う〜、、、ズビッ」
エーミール が慌てて、俺の方に来て抱きしめてくれた。
トントン以外に泣いたのは久しぶりだなー。そのあと、寝てしまった。
「と、トントン」
寝言で俺の名前、言うとかどんだけショックだったんやー。シッマはショック系は、弱いよなー。
こっそりと来たけど、怒られるなー。エーミール 、怒ると怖いからなー
ごめんな、シッマ、、
でも、生きてて良かった。
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遅くなってすいません!
もっと、頑張ります!
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