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失敗した…
昨日の夜本当になんも床にひかないで寝たから完全に寝違えた…
首がものすごく痛い…
でも今日は転校初日で学校に行かないといけない。
だから、前の高校の制服に着替えてリュックの中に筆箱とタオル、携帯という必要最低限のものだけ入れて家を出た。
「おはようございます」
「あら!あなたが今日からうちのクラスにくる秋月くれはくんね。
ずいぶんかわいい顔してるのね…声もちょっとあいつらに比べたら高いし…」
今職員室で目の前に座って話しているのは俺の担任らしい。綺麗な女の先生だけど少し言葉が悪い。
前の学校にはあいつらと生徒のことを呼ぶ先生はいなかったし。
「まぁとりあえず教室に行きましょうか、詳しい話はそれからね、あと、なんかあったら絶対私に言ってね」
「はい」
この先生は信用していいものなのか…すごく謎…
でも、信用してもその後のショックがでかそうだからあんまり期待しないでおこう、そう思った。
教室に移動中、ずっと先生の後ろをついて行ってて思ったけど、すごい見られる。俺が犯罪者かのように見られる。
いや、まぁいけないことはしてるんだけど
「ごめんね、教室から覗くバカばっかで、頭はいいから気にしないで、ただ転校生が珍しいだけなの」
「はぁ」
にしても見られすぎでしょ。珍しいとかそういうレベルじゃない。チラ見とかならまだ分かる。けどこれは
凝視
その言葉がよくあった。どこを見ても目しかない。歩きづらくなって窓から見える風景に視線をそらした。
「ついたわよ」
はっとして風景から前の先生に視線をうつす。
「最初はうるさいだろうけどそのうち慣れると思うから」
そう言って先生は教室に入り、俺もそのすぐあとをついて行った。
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