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「わっかりますー!詠朔さんめちゃ素敵ですよね!白いスーツでバラなんて持って立ってたら誰もが王子様だって思っちゃいますよ!」
マトはいよりを横に退けてルリ華の手を握った
息子大好きのルリ華が自分の息子を褒める言葉に反応しないわけがない
「あなた誰ぇっ!?わかってるじゃないっ!」
「マトでっす!いより様のつきびとでっす!よろしくでっす!」
ルリ華の矛先がマトへ変わり、いよりはホッと息を吐く
マトならルリ華の勢いをうまく乗りこなせそうだ
「向こうでケーキでも食べながら詠朔ちゃんの話をしましょ!いよりちゃんもっ!」
「うっ、ううん!詠ちゃんもうすぐ帰ってくるだろうしあの部屋で待ってる!…マト、ルリ華ちゃんとのお話終わったら帰ってていいから!」
そう言っていよりは二人から離れて永富家に用意されたいよりと詠朔が子作りするための部屋へと向かった
この部屋はルリ華の趣味で固められていて壁紙もカーテンもピンクが目立つ
子宝の神様の絵が飾られていたりコウノトリのぬいぐるみが置いてあったり子宝草が窓に飾られていたりとジンクスめいたものがたくさん置いてある
その部屋の真ん中にドンっとおいてあるキングサイズのベッドに飛び乗ったいよりは呻きながらゴロゴロと詠朔の帰りを待った
それから二十分ほどして帰ってきた詠朔は玄関にいよりの靴があるのを見て慌ててリビングへ走る。
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