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俺は 川を眺めながら 散歩して からだがすっかり冷えきったと気がついて襟元を合わせ家に帰ってきた。
同居人であるアイツは 今夜は帰らないとメールが来た。帰ってくるのは日曜だってさ。
気分を変えて商店街のいくつかある居酒屋ても行こうかと思ったけど 食うもん食ってから真弓センセーから電話が有ったら センセーの料理食えねぇし。
だいたい金曜の夜だから きっとどこの店も混んでるに違いないし。
家にあるウィスキーを氷で割って 飲んだ。
つまみは食器棚に有った乾きもの。
その内氷を補充するのが面倒くさくなり…………
気がつくと 朝になっていた。
テーブルの酒は氷はとっくに溶けて薄い色で。
その薄くなったウィスキーを見ていたら 何だか 無性に悲しくて 寂しくて 馬鹿馬鹿しくて 情けなくて
真弓センセーからの 連絡を待って飯もろくろく食わねぇで 酒だけ飲んで 酔い潰れて ソファで寝ちまって。
あーあ。
軽く伸びをして首を動かして 肩を回しながら からだをほぐした。
あんまり天気は良くねぇみたいだ。
酒の匂いが部屋中にたまっているし 俺も酒臭せぇ。
シャワーを浴びるついでに服を全部脱いで 洗濯機のスイッチを入れて風呂で熱めのシャワーを浴びる。
二日酔いの気だるさが抜けていく。
ついでに 俺のムスコの欲求も機械的に動かして始末する。
はー虚しいな。
浴室の壁に飛んだ薄めの濁った粘液をシャワーで洗い流しながら 真弓センセーを思う。
すると
ありゃ?勃っちやったよ。
なんだよ!ムスコよ。
しっかりしろ 俺
ムスコよ
しっかりするな。力を抜けよ。
情けねぇ。
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