アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
初めての帰宅
-
そんなこんなで嵐のようなゴールデンウィークが終わった……
いや、ちっともゴールデンじゃなかった!!
お家にはベタベタしてくる奴がいるし
ボソッ)最近ちょっとドキドキしちゃうし…
恥ずかしいからやでめくれ
それよかなによか困った事に秀太はモテるらしい。
学年違うのに俺のクラスでも1日中「白馬の転入生」の噂でもちきり。
すげーな。兄弟なのにどうしてこんなに違うのかしら…いや血繋がってないけどさ
いーなー俺もモテたいなー
「あ!見つけた!いっしょにかーえろ?」
突然後ろから伸びてきた手にビビる
心臓ちぎれるかと思った
「ど、どちら様でしょうか…」
「釣れないなーおにーちゃん♡」
俺はこんな廊下のど真ん中で、どうしてこんなにたくさんの人に見られているのでしょう
嫌だ。嫌すぎる。
あと、ハートを付けるなふざけんな!
「ひ、1人で先帰るからちょっとしてから帰ってきてよ」
「んーーーヤダ!」
状況は悪化した。
ほんとにこいつは俺をお姫様抱っこで連れて帰るらしい
「やめろーーーーーーーーーーーーー」
恥ずか死ぬ!
「ねぇ、秀太。俺たち兄弟にしては距離近くない?」
「そうかな」
「そうだよ。」
秀太の腕の中で大人しく揺られている凪が、そう言うと秀太は少し複雑そうな面持ちをした。
ねぇ、どうしてそんな顔をするの?
秀太は俺を…俺と、どうしたいんだろう
聞きたいことはいっぱいあるのに
今の凪には何も聞くことはできなかった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 9