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先生の時間2
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鍵を閉めると戻ってきて、俺の頭をじろじろと見てきた。
「…地毛なんですけど」
先生にとっては俺のこの言葉は言い訳にしか聞こえないんだろう。
地毛登録をしてない生徒が何を言っても無駄、みたいな…。
「でもお前、地毛登録してないからなぁ。ちょっと触るぞ」
榎本先生は背が高くてスタイルが良くて、すごくかっこいい人気の先生だ。
俺も榎本先生のことは好きだけど、この時間だけは好きになれない。
先生の手がふわりと俺の髪を触る。
本当に染めていないのか見るために、髪の根元を見るためだ。
「っぁ…」
先生の手が肌に触れた瞬間、ゾクゾクとして小さく声が漏れてしまった。
こんなこと初めてで、慌ててごまかすように咳払いをしたけど、先生にはばっちり聞かれていたみたいだった。
「…松本、お前これ本当は染めてんじゃないのか?」
「っ、そ、染めてません…っ」
わざとらしく耳元で囁いて、頭をふわふわと優しく触ってくる。
くすぐったいような気持ちいような感じがして、言葉が途切れ途切れになってしまう。
「せ、先生…っ、もう見たでしょっ?手、離してください…っ」
「いいや、だめだよ。嘘つきには躾が必要かな…?」
「なっ、う、嘘じゃないです…!」
先生の手が頭から耳へ、耳から首筋へと降りてきた。
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