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気分だもんね
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「どこ行きたいー?」
制服に着替えた松野君と並んで廊下を歩く
教室の前を通る度に貰ってしまったチラシが手を塞いでる
俺は松野君とだったらどこでも良いけど
あ、でもお化け屋敷は怖いなー
「先輩の屋台に行ってみたいです」
「えぇ!?だ、だって焼きそばだよ!?」
それに外寒いし
俺が作ってる時に来て欲しかったぁ・・・
作ったの食べて欲しかったぁ・・・
「先輩、野菜切って来たんですよね?」
「う、うん」
確かに終わるちょっと前に午後の分の野菜は切って来たけど?
どうして知ってるの?
あれ?言ったっけ?
「先輩の切った野菜の入った焼きそばが食べたいんです」
だ、大胆発言っ!
嬉しー!!
松野君は、自分の言った事が恥ずかしい事だって自覚したみたいで、耳を赤くして下向いちゃった
「・・・や、焼きそばが食べたい、気分なんです」
ちらちらこっちを見ながら訂正された
何この可愛い生き物!!
「じゃ、じゃぁ行こうか」
「・・・はい」
お互い恥ずかしくなっちゃって、違う方向を向いて歩いた
心臓ばっくばくだ・・・
体が火照ってる
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