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なんだったの?
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あれから1日目が終わるまで、ぼーっとしながら校内をまわってた
松野君のあの嬉しそうな顔を思い出すだけで、所構わず泣いてしまいそうになる
なんであんなに嬉しそうなの?
やっぱり彼女なの?
期待しちゃった俺が馬鹿なの?
「おーい!起きとるかー?」
大地の声にはっと我に返った
また泣きそう・・・
今は、明日のために調理室で食材の準備中
大地と、その他もろもろのクラスメイト
皆包丁を片手に材料を切ってる
どうやら、俺の手が止まってたようだ
「なんや、体調悪いんか?」
「うんん!大丈夫!」
「その顔でよぉ大丈夫や言えるなぁ」
「大丈夫、だもん」
自分で言っておきながら、全然大丈夫じゃない
心臓が握り潰されそう
「後輩とまわってきたんやろ?」
「・・・まわってない」
「はぁ!?あんだけ張り切っといてなんやねん!」
大地が怒って思いっきり人参を切ったせいで、たんっと高い音が鳴った
もちろん俺もびっくりしたけど、周りの人も驚いたみたいでこっちを見てる
「すまんなぁ、続けてぇや・・・・・・後でゆっくり話そうや」
「うん」
大地は何か企んでるようににやっと笑った
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