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僕を見て#1
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僕らは5月にデビューした。
紫耀と廉は関西の頃からずっとシンメだった。
僕のシンメはいつも愛弥か嶺亜だった。
だから雑誌や取材ではしょうれんは別格!!
僕なんて2人の足元にも及ばない...。
だって2人はかっこよくてファンからも特別扱いだ。
キンプリとしてデビューして楽屋で僕を構ってくれるのはいつも岸くんだった。
岸くんは誰にでも話しかけていてキンプリのなかでもムードメーカー的存在だ。
紫耀と廉は僕をお子ちゃま扱いしてくる。
「かいちゃんどーちたの?」
僕が考え事をしてるといつものように2人に赤ちゃんのように話しかけられた。
僕は我に返る。
「ん?なんでもないよ!大丈夫!!」
僕は誤魔化すように言った。
すると紫耀は天然でちょっとお馬鹿さんだからか
「大丈夫ならよかった!」
って言ってそのまま撮影に向かった。
でも、廉には多分考え事をしてたって気づかれた。
そっと頭をポンポンッとしてそのまま無言で立ち去った。
無言だったけどその仕草から愛情のような暖かい気持ちが伝わってきた。
僕は顔を赤らめて少しニヤニヤしていた。
──── 続く。
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