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第1章
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目の前に火花が散る。
痺れるほどの快感が全身をつたう。
七瀬は背を反らしたまま、身体をガクガクと震わせた。
「あ、…っ、っぁ、…っ。」
息もままならず、はくはくと、口を動かす。
御船の雄々しい顔が更に近づいた。
「…ちっ、息をしろって、言ってんだろ。」
御船は自身をゆっくり、動かしながら、
七瀬の唇を塞ぎ、息を吹き込む。
「ふ…、ぅっ、…んんっ」
御船自身から吹き込まれる息に、
不本意ながらも安心感を抱き、七瀬は揺らいでいた視線を御船へと戻した。
それに気づいた御船は笑みを浮かべ、
七瀬の首筋にキスをする。
「…いい顔だ。
そのままでいろよ…。」
「んあっ!?
ああぁぁぁあっっ……!!」
七瀬の中にあった御船が、いきなり強く、
七瀬の奥を穿った。
そのまま、速度を緩めず、重点的に、七瀬のしこりを責め立てる。
「はあっ、う、ん、ああっ、あっ、あ…み、ふね、あぁっ!」
もう、
何が起きているかもわからない。
七瀬はもう、ただしきりに喘ぎ、身体をひねって、逃げようとした。全身が痙攣する。
しかし、なんのためらいもなく、御船がそれを押さえつけた。
「七瀬…、まだ、リタイアしてもらっちゃ困るぞ。
これはもともと、お前がしかけた事だろ?」
「うぅっ…!!はあっ、…んん!…あ、やぁ…、んん…」
滲んだ視界のまま、七瀬はハッとして、
御船を凝視する。
ーーーおれが……。
「なぁ、七瀬…。
俺はまだ、満足なんか、してねえよ。
…お前もそうだろ?」
御船の声が耳朶にかかる。
そのまま、甘い声で七瀬を追い詰める。
七瀬は涙を流しながら、首を横に振る。
もう、まともな受け答えはできない。
限界だ。
「んんん、や、あ、ぅあっ…、ぁあう、やっ…」
「お前もまだ俺が欲しいよな?」
御船はまだ、勢いを殺さない。
七瀬は、たまらず、縋るように御船の腕を掴んだ。
御船の、獰猛な目を見ながら、唇を噛み締め、
首をしきりに振る。
ーーーもう…、限界だ。これ以上は、狂う。
しかし、御船は、そんな七瀬を見て更に笑う。片手で腫れ物を触るように、七瀬の髪を撫でた。
「せいぜい、…後悔しな。
自分の愚かさに気付くまで…。
そして、自分の気持ちを、
認めるまで………。」
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