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片思いを合わせて… side 御船
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口の中に七瀬の味が広がる。
横たわった身体が痙攣しているのを感じながら、御船はこぼさぬように、七瀬の精液を呑み込んでいく。
決して美味しいものではない。
が、七瀬のものを味わっていると思うと、
ソレを自分が強制的に引き出したのだと思うと、
それだけで酷く興奮した。
七瀬は切なげな喘ぎ声で、まだ、戸惑うように、荒く息を吐いている。
必死に息をしようと、はくはくと口を開けている。
そして御船が全て精液を呑んだのを見て、
酷く恥ずかしそうに顔を歪めた。
ーーーあぁ、可愛い…、
もっと、もっと…
追い詰めてぇ…、
御船の心情を読んだのか、七瀬は動けない身体を捩り退こうとする。御船はあやすように、
しかし、逃さぬように、そっと七瀬に覆い被さる。
「ぁ、あ、み、ふね…、おれ、」
「ん?」
「お、おれ…、怖い…、」
その言葉に御船の動きがぴたりと止まった。
七瀬の身体が小刻みに震えてる。
御船の心にも不意に影がさす。
躊躇いが、無かったわけではない。
あんな事件のあった後に、七瀬を抱く事に。
トラウマを呼び戻してしまうのではないかと。
しかし、七瀬の保健室での、
あの熱くなる告白の後には、御船ももう熱を抑える事が出来なかった。
ーーー抱き潰したい。
トラウマなんて塗りつぶしてしまえばいい、
俺以外の行為など消えてしまうくらいに。
そう思っていたけれど、
ーーーまだ、早かったか…。
震える七瀬を見て、やってしまった、と思い、
謝ろうとすると、
たどたどしい七瀬の声がそれを遮った。
「ね、熱が、引かない…、か、感じすぎて、怖い…、熱い…。お、おれ、いつも、こんなんだったか…?」
涙目で躊躇いがちに、七瀬が御船を見る。
その言葉と、怯えるような瞳に、
御船の身体の芯が熱く疼いた。
ーーーあぁ、ホントに…
「…馬鹿だろ、お前。」
「え…?」
御船の躊躇いは一気に吹き飛んだ。
そしてそのまま七瀬の唇に噛み付くように口を塞いだ。
「んんっ!」
そして、同時に自分の服も脱ぎ捨て七瀬の先走りを指に取り、後孔に触れた。
「ん、んっあっ!!」
七瀬の身体が更にしなる。
ゆっくりゆっくり、なじませるように後孔をほぐしていく。久々で痛みを感じる事がないように、片方の手で前を抜きながら、指を奥に埋める。
七瀬の目から涙が溢れた。
御船は唇を離し、七瀬に優しく囁く。
「あ…あ、あっあぁ…、」
「痛むか、七瀬?」
「あ、あ、んん、い…たくない…。」
ふるふる、と身体をビクつかせ、七瀬は懸命に首を振った。しかしシーツを握る七瀬の手はやはりまだ少し震えているし、やっぱりまだキツいのだろう。
しかし、縋るような目で御船を見てくるあたり、やめて欲しい訳ではないだろう。
それだけで充分だ。
それさえ分かれば後は、いくらでも、
「…溶かしてやるから。」
御船の指は後孔を探り、七瀬の一番弱いしこりへとたどり着いた。
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