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チュン…………チュン…………
「……んぁ…」
頬に伝わる唾液の感触に気持ち悪さに目を開けた。
窓から注がれる日光に耐えられず、目を細めてしまう。
上半身をゆっくり起こしながら、目脂でゴロゴロする目を擦り、やっと瞼を開くことができた。
ベッドの上で胡坐をかき、ワシワシと頭を掻く。
視界に入ったのは、パソコンや、ゲームついでに昨日食べたお菓子の袋、授業のプリント、そして青い小さな紙……
(青い紙……?)
瞬間、全ての眠気が吹き飛んだ。
渦のように昨夜自分に起こったことが脳みそに流れ込んでくる。
「そうだ!!!これ!!!!」
結多は即座にそれを手に取った。
つるつると滑らかなエナメル加工された掌サイズの紙には、銀色の明朝体で
【カウンセリングルーム みずにわ
水庭 絵舞
住所 I県月座市小甕町………】
と書かれていた。
夢ぢゃぁ、無かった。
「超ご近所さんじゃん」
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