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初めての寮。3
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「えーと、編入生。名前は?」
「黒宮、凪颯です」
「俺は、風紀委員長の佐伯 仁(さえき じん)だ」
「えと、すみません。いきなりこんなことになっちゃって……」
「いや、お前のせいじゃない。元々あんのくそ寮長が悪ぃんだ。気にすんな」
なんだこの学園!いい人ばっか!
「なに悶えてんだ?部屋には自宅から送ったはずのものはすでに届いてるはずだから荷解きは自分でやれよ。あと、理事長らへんから、カード貰ってんだろ?それ、部屋のキーでもあるからな。」
「ひぇ……ハイテクですね……」
佐伯先輩はそうでもないけどなって笑ってるけど、だいぶすごいんじゃないか?このカード…
「おら、ついたぞー。」
悶々と考えているうちに部屋の前まで来ていたようだ。
「すみません。わざわざ部屋の前まで……」
「いや、別にいいさ。そんじゃあな、困ったことあったら風紀に言えよー」
そう言い残すと佐伯先輩は去っていった。
先輩って素敵!!
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