アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
隣の席。
-
「あ、あの……今日からお願いします。」
恐る恐る声をかけてみる。
「おー、よろしく。そんなに改まらなくていいぜ、同い年なんだしな!俺は、真木 翔汰(まき しょうた)だ。翔汰って呼んでくれ!」
「えっと、翔汰くんじゃダメ?」
「おっけー、わかった!凪颯って呼んでいいか?」
「う、うん!もちろん!」
普通にいい感じの人っぽくて安心した。
「なっぎっちゃぁーんっ!!」
「あ、峯岸くん。昨日ぶりだね。」
昨日寮までの道案内をしてくれた峯岸くんが来てくれた。
「同クラだもん!そりゃなぎちゃんのとこ行くよ!」
なんだか小っ恥ずかしくなって俯いてしまう。
「凪颯と祐麻って知り合いなのか」
「そう!昨日デートした仲だもんね〜!」
「へっ!?デッデート!?えっと、迷子を助けてくれたの、寮まで連れてってくれたんだ」
「そうなのか、だから知り合いなんだなぁ」
「ちょっと、しょーちゃん!人の話聞いてる!?」
「はいはい、聞いてます聞いてます。」
「2人とも仲良いの?」
「まぁなー、こいつ、こんなんだからストッパーがいるわけよ……」
はぁ……と疲れる、という顔をして翔汰くんはため息をつく。
「なんだかよくわかんないけど大変なんだね……」
「それはそうと!!!なぎちゃん!今日のお昼はもちろん学食だよね!!?」
「えっと、そうだね。見てみたいし……」
「ついてってもいい!?」
「え?いいけど……?」
めちゃくちゃキラキラとした目をした峯岸くんはやったー!!と喜んでいる。
「食堂での生徒会イベントは確実!なぎちゃんは何食べるのかなぁ、いや想像はつくけどそれまでお楽しみであとでそこは萌えるべきだよね。生徒会メンバーが珍しく全員揃っててそこで目をつけられてそのあとぐへへへへへ」
「み、峯岸くん?」
「はい、祐麻ストップ」
翔汰くんが峯岸くんの頭にチョップを振り下ろした。
「いって!!?ハッ!しまった。トリップしてたぜ☆」
「はいはい、おかえり」
キーンコーンカーンコーン
ちょうど話に区切りがつき、予鈴がなった。
峯岸くんが食堂の話をしたから、少しお昼が楽しみになった。
何があるのかな……
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 49