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初めての食堂にて。2
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「とりあえず席座って食べようぜ」
「そうだね。」
少し遠くに空いてるスペースを見つけ、そこに3人とも座る。
「「「いただきます!」」」
僕はキラキラとした目でオムライスを見ていた。
ひと口パクっ!もぐもぐもぐもぐ……
お、おいしい……。なにこのオムライスなに、え?おいしい(語彙力が欠如しております。)
「おいおい、オムライス1つでそんな幸せそうな顔するかよ」
「だって美味しいんだもん。1口食べる?」
そう言って僕はスプーンに一すくいするとあーんって翔汰くんの口元へ運ぼうとする。
「それもーらいっ!」
いきなり横から人が現れてパクッと食べてしまった。
「あっ!?翔汰くんのが!!」
「凪颯、よっす!」
「あれ?快斗くんだ。なんでここにいるの?」
横から現れたのは快斗くんだった。
「俺も友達と一緒に学食来てたねん。そしたらな、ちびっこいのおるもんやで、こっち来たんだわ!隣座ってもええ?」
「え?いいけど。」
「よっしゃあ!ありがとな!あっ!俺の友達紹介するわ!」
「それくらい自分で出来る。黒宮 凪颯さん初めまして。俺は柳 真弘(やなぎ まひろ)と言います。今後お見知りおきを。」
「あっ、こちらこそご丁寧に……僕は黒宮 凪颯です。よろしくお願いします!」
「かったくるしいなぁ!もっと楽にいかんかい!」
「え、だって初対面だもん。難しいよー」
「はぁ、仕方ない。なら、凪颯くんって呼ぶから、僕のことは真弘でもなんでも好きなように呼んで。」
「あっ、わかった!真弘くんっ!」
「快斗くん、あのね、僕も友達できたの。」
「おっ!そーなん?ってコイツ!!峯岸じゃん!」
「峯岸くんと知り合いなの?」
思いっきり嫌悪をしめす快斗くんに対して峯岸くんはケロリとしている。
「んーと、あっ!Bクラスの姫だ!」
「姫ゆーなや!」
姫、と言われ真っ赤になって怒る快斗くんはなんだか可愛かった。
「祐麻がBクラスにちっちゃくて可愛いお姫様おるーって言い出したのが原因であの子のあだ名、姫って言うらしいんだ。」
ボソッと翔汰くんが耳打ちしてくれて、やっと状況を理解した。
「祐麻、あんまり虐めるなよ……あ、俺は真木 翔汰だ。よろしくな。こいつのストッパー、暴走しだしたら止めるから。」
「よろしくな〜マジで止めてな?」
▽友達の友達と友達になって僕の友達はまた増えた!
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