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旧体育館倉庫。6 〜來side〜
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「っあ…………。」
自分の顔が青ざめていくのがわかった。
多分、いや確実に自分のせいだから……。
自分が凪颯さんに近づいたから……。
「來、ボーッとしてんじゃねぇ、今は助けることに集中しろ」
「……分かりました。」
「おい、何をしている。」
「今すぐにその人の手を離してください。」
注意を促すも一向にやめる気配はない。
「チッ!力づくだ。やるぞ、來。」
「えぇ。今回ばかり手加減できないかもしれません……。」
そう言うと、私達は男達に向かって拳を振り上げた。
次々に倒れる男達。
その最奥に凪颯さんの姿があった。
目は虚ろで、何か薬を入れられたのかビクビクと身体を震わせている。
「凪颯さんッッ」
「編入生!」
私たちが凪颯さんの元へ向かうと凪颯さんは安心したかのように少し微笑んで気絶した。
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