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嵐のあとで。2
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ピンポーン
みんなでわちゃわちゃと準備をしていると、インターホンが鳴った。
「おっ、来たかな??」
「お邪魔します。」
「あれ?真弘くんだ。」
「まーくんも食べに来たんだよな!!つか、俺が呼んだ!」
「いや、峯岸お前何しとん…」
「いやぁ、みんな揃ったしいつメンで食べるのも悪くない?的な!!これぞ青春!これぞフラグ建設だァァ
ァ!!!」
真弘くんも来たところでみんなで食卓を囲む。
「美味そうだな、これ全部快斗が1人で?」
「そうやでー、料理には自信あるんや」
「いつも、僕の分も作ってくれるの、いいでしょ」
スパイシーなカレーの匂いが鼻を刺激する。
トッピングにジューシーなカツが乗っていて美味しそうだ。
『いただきまーす』
みんなでもぐもぐカレーを頬張る。
「これ隠し味かなにか入れてる?」
真弘くんが味の違いに気づいたらしく、快斗くんの方へ視線を動かす。
「せやで、りんご入れてみたんや!美味いらしいし!」
にししっと笑う快斗くんは得意げな顔をしていた。
みんなが笑顔になってて僕はとても幸せを感じていた。
「そいえば、まーくんはテスト大丈夫なのー?」
「まぁ、Sクラスのあんたらに比べれば全然だけどBクラスではそれなりに上位だよ、それより…」
快斗くんのほっぺがむにっとつままれる。
「こいつのが、よっぽど危ない。毎度毎度ギリギリだしな」
「いひゃいいひゃい!」
うりうりと快斗くんのほっぺをつついたり引っ張ったりしてる真弘くんは楽しそうだった。快斗くん、痛そう…
「ううう…だって勉強なんて得意やないんやもん…」
「なら、僕が教えようか?日頃ご飯作ってもらってるし」
「ほ、ほんま!?ほんまなん!?」
「え?うん、僕の教えられる範囲であれば」
「もう凪颯大好きやー!!」
こうして快斗に一晩テストの範囲を叩き込み、それぞれがテストへ臨んだ。
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