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温室の先輩
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清水先輩と登校し階段で別れる
教室に入ると幼馴染の優が眠ってた
(朝練大変そうだもんなぁ)
まだ登校するには早い時間だから僕と優しかいない
いつもならもう起きてる時間だけど相当疲れてるらしい
「温室、花に水あげなくちゃ」
ポツリと呟いて教室を出る
使われなくなった温室を花を植えたいと先生に頼んで使わせてもらってる
ベンチもあるし日当たりが良くて落ち着く場所だ
ジョウロを持って温室に行くとベンチに男の人が眠っていた
気配を感じたのか、ぱっと起き上がった
「あれ?ここ入ったらダメなところだった?」
と言った人は2年生だった
(か、かっこいい…イケメンさんだ…)
先輩は ん?って首を傾げる
そんな姿もかっこよくて何度も首を振りながら
「だ、大丈夫です!僕の方こそすみません」
と何度も頭を下げた
先輩は ふふっ と笑って
「大丈夫だよ、君1年だよね?名前教えて」
「あ、九条です。九条 高巳」
「九条くん、よろしくね!その頬さ、湿布貼った方がいいよ。保健室行こっか」
そう言って保健室に引っ張られた
頬に貼られた湿布を触りながら
「ありがとうございます」
とお礼を言って先輩を見る
先輩はニッコリ笑って頭を撫でてくれた
父の手とは違い、すごく気持ちよく少し照れくさかった
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