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「あー!!やっぱりここにいた!本当皆すぐにライアートの部屋に集まるんだから!」
「「「キラ姉さん」」」
「お前らまじ可愛いな」
「「「クロ兄さん」」」
「みんな仲良しだもんね」
「「「リン兄さん」」」
第2王女キラ・バンタ・シュートル、第2王子クロルド・バンタ・シュートル、第1王子リンハーント・バンタ・シュートル。何故か兄さん姉さんは俺の部屋に集まる習性があるのかいつもここに来る。お陰様で他の兄弟より俺の部屋は広く、毎日誰か一人は一緒に寝に来るのでベッドも4人は寝れるサイズになっている。
「けど明日からいねぇんだなお前ら下三人」
「兄さん寂しいよ・・・」
「ハルとナミがいないだけであんなに寂しかったのにライアートまでいなくなるのよね・・・」
落ち込んでいる兄さんと姉さんの姿に少し胸が痛くなる。それはハル兄さんとミツ兄さんも同じらしく苦笑している。1番上の姉さんと一番下の姉さんはもう嫁ぎに出てしまってこの城にはいない。キラ姉さんも嫁ぐ予定だったが相手が病死してしまいその話は無くなり今は『心の』ケア中だ。二人は凄く仲が良く周りから見ても相思相愛でお似合いだった。あの人が亡くなった時は後を追おうとしたり暴れたがすぐに治まり、だけどその後2ヶ月ぐらい感情も無く動くこともせず空っぽになってしまっていた。
「長期休みとか帰れる時があったら帰ってくるよ」
家族みんなで支えて戻ってきたキラ姉さん。またあんな悲しい出来事が起きて欲しくない、てか起こさせないように俺が守ればいいんだ。俺の大事な姉さん。いや、俺達のだった。
俺のその言葉に渋々頷いてくれた兄さんと姉さん。ハル兄さんはクロ兄さんに弄られナミ兄さんはキラ姉さんのお説教が何故か始まった中俺とリン兄さんは顔を合わせて笑った。
あぁ、明日から寮生活他の王子達と一緒に学校生活は今までもしてきたが四六時中一緒だと考えると先が一切見えないよ・・・今から疲れが・・・。
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