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僕らの恋ジジョウ~優しき飼い主様×ニートの野良猫くん~柳田 竜彦編【上巻】
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ちょっと恥ずかしいな。どんなこと話してたんだろう。
「″あいつが僕の嫌いなピーマンを、最近夜食にしつこく入れてくる〝とか、″少し夜遅くに帰ったらがみがみうるさかった〝とかね?」
あいつ・・・、何でよりによってそんなことを・・・///
「あはは・・、お恥ずかしい限りです、。」
「でも、それを聞いて安心したんですよ?翔のことを、本当に大切に思ってくださってるんだって。」
「えっ・・・?」
「うふふ。」
お母さんは、にこやかにどこか満足げな感じで、コーヒーを一口飲んで、俺に想像もしていなかった質問をしてきた。
「ところで、一番聞きたかったことなんだけど。柳田さんは翔の・・・、恋人であってるのかしら?」
「えっ・・・、どっ、どうしてそう思われたんですか?」
「いや、私の願望というか・・・。何となくなんだけど、翔が実家にいるときよりも楽しそうだし、翔のこといろいろ気遣っていただいてるみたいだし、こんな人と結婚とか将来できたら、あの子も幸せなんじゃないかなと思ってて。だから、もしあなたたちが付き合っていて、恋人同士だったとしても、私は全然反対しないわ。」
まさか、そんなこと言ってもらえると思っていなかった・・・。
どこまでも心の広い人。
まるで・・・、海みたいに綺麗な人だ。
「質問の答えは、どうかしら?」
俺は、翔のことを頭に浮かべながら、気持ちを込めて答えた。
「はい。お母様のおっしゃる通り、翔さんと、お付き合いさせていただいています。」
「そう・・・。」
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