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僕らの恋ジジョウ~優しき飼い主様×ニートの野良猫くん~七瀬 翔編【下巻】
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二人の尾行を始めて、最初はやる気があったにもかかわらず、だんだん楽しそうなところを見ていて、気持ちが落ち始めた。
僕・・・、何でこんなことしてんだろう。
そもそも竜彦が誰といようと良くね?
こんなことで嫉妬して女々しいかよ。
やめた。
家に帰ったら、普通に聞けばいいじゃん。
そう自分に言い聞かせて、帰ろうとしたとき。
「あれ?もしかして、翔?」
ばれてしまった・・・。
「どうして外にいるの?あぁ、新しいゲーム買いにきたのか。」
ゲーム屋の袋からそう予想した竜彦は、何かに気づいたように女の人の方を向く
「ちょうどいいから紹介するよ、さっき話してた、俺の同居人。翔ね。」
「へえ、可愛い!想像してたよりもやばい!初めまして、妹の澪です!」
えっ?いもうと?
「竜彦、妹いたの?」
「いるよ?」
「じゃあ、言えよ!」
えぇ、じゃあなに?
さっきまで僕、妹さんに嫉妬してたわけ?
超恥ずかしい・・・。
「だって、聞かれなかったし、お互い様じゃん!えっなに?もしかして嫉妬した?」
うっ・・・、やっぱ見抜かれた。
「なんだよぉ、もうかわいいな。」
竜彦は、妹さんがいることなんてお構いなく、僕の頭をなでた。
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