アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
酔っ払いなんて大嫌いだ 3
-
坂田side
…………ん、んん?、朝か、うらたさん家だけど、リビングだけど、頭痛いな
えーと、昨日何があった?
うらたさん家で、お酒飲むことになって
俺が酔っ払って
んん〜?その後が思い出せない
なんとなく携帯をいじっていた
その使用フォルダにはカメラが残っている
カメラ?
なんか撮ったのか?
アルバムを見ると1番最近の写真、それはうらたさんだった
すこし怖がってる表情
やめてほしいって顔してる
全然おふざけじゃない奴
虫食いだった記憶の穴がどんどん塞がっていく
あ〜、まじかぁ
うらたさんこっち来ないけどまだ寝てるのかな?
いや、うらたさんは基本早起きだからな
出てこれなくて寝室とか?
うらたside
朝起きて、窓を見てもまだすこし薄暗かった
やっぱり全然眠れない。
リビングを覗いて見たがやはり坂田はまだ寝ていた
まぁ坂田が起きるまで寝室にいるか
コンコンッ、カチャッ
さ「うらたさん……」
う「さ、さかた!?、おはようどうしたの?」
真面目な顔した坂田は俺の目をじっと見つめてくる
さ「うらたさん、昨日は本当にごめんなさい、俺酔ってて全然うらたさんのこと考えられなかった、うらたさんは多分俺の事怖いと思う、落ち着くまで距離とるとかしてもらっても構わない、」
いいやつだ、だが俺も男だ、きっと坂田じゃなくてどーでもいいやつだったら押し返してただろう
けど怖くても押せなかったのは坂田のことが好きだから、このまま流れてしまってもいいと思ったからに違いない
今回はそれで解決で良しとしようじゃないか
黙りこくってる俺に坂田は静かに部屋からでようとする
う「まって、はやくしてよ」
さ「え?」
う「はやく俺の中の怖い坂田をいつもの優しい坂田に塗り替えてよっ、ほら、これで」
俺は腕を広げ坂田を迎えいる
さ「うらたさん……ありがとう」
俺の膝の上に乗っかりながら抱きついてくる坂田はかっこよくて、優しくて、安心出来て昨日の怖さなんて微塵もなかった。
end
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
48 / 59