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「ふぅ…」
俺は熱のこもった吐息を吐き出す。死ぬほど望んだ平穏なのに、この1年間男に犯され続けた俺の身体は男に犯されることを求めて疼いてしまう。どれだけ昔に戻りたいと願っても、俺の身体はそれを裏切る。頭でいくら男に犯される日々に戻っていけないと分かっていても、あの男のイチモツで前立腺を抉られる快感を忘れられない。
「……クソッ…」
コンクール本選前日…俺は夜遅くまでヴァイオリンの練習をしていたが眠気より先に性欲が襲って来た。最近男に犯されることがなかったせいで1日中、身体が疼いて仕方なかった。明日、コンクールの本選があると言うのに、練習が手に着かないほど疼く俺の躰。もうどうしようもなかった。俺はスマホを弄って、今年の温泉旅行の際にこっそり取った達紀の裸の写真を取り出す。達紀にこんなことをしているのがバレたらどんな酷い目にあうか分からない。それなのに俺は無意識に達紀の裸の写真を取ってしまった。俺はハーフパンツを脱ぎ捨て、いきり立つソレを握る。
「あッ…ふッ…んんッ…」
俺は達紀の逞しい裸体をオカズに自慰に耽る。あの筋肉質な腕に抱き締められたい。達紀の裸体を見たせいで、彼のイチモツを何度も受け入れた俺の後腔が虚しく疼く。俺はスマホを置いて、引き出しからイボが付いたエグい形のバイブを取り出す。
「あッ…んッ…ふッ…」
俺は後腔にバイブを挿れてスイッチを入れる。ヴヴヴィ…と無機質な機械音とともにバイブが動き出す、大きさも熱さも達紀のイチモツと比べるまでもないが…。俺はバイブの鋒が前立腺に当たるように調節する。刺激は物足りないが俺は自分のソレを扱いた。
「はふッ…んッ…んんッ…たつ、きぃ…」
俺は達紀の裸体の写真をオカズに自慰に耽る。義理の父の裸の姿をオカズに自慰に耽る……なんて最高に狂っている。
「んんッ…!!」
スマホに俺が吐き出した白濁がぶちまけられる。貪欲な俺の躰は1回果てただけでは満足せず、さらに快感を求める。俺は達紀の裸の写真をオカズに何度も精液を吐き出し続けた。
(やっぱ、俺…達紀のことが好きだ)
俺がどれだけ想っても相手は応えてくれないし、応えてはいけない。そもそも達紀は俺を犯したりするけど、別に愛しているわけでもないし、むしろ憎まれている。
「……虚しいな」
達紀は特段顔が良いとは言えない。ピアノの腕はそれなりにあると思うが、でも何かがイマイチ噛み合わない。そのせいで努力はしているあまり評価されず、幸運にもヴァイオリンの才能を評価されている俺のことを憎んでいる。なにもかも噛み合わない現実にはうんざりする。
「………やっぱり達紀のそばに俺がいないほうが良いんだろうな」
そう思うと泣けてくるが、でも達紀のことを想うなら俺の存在は色んな意味で邪魔なんだろうな。
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