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出血
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起きるとそこにはともは居なかった
下腹部に酷い痛みがある
恐る恐るシーツを捲るとそこには一面の血の海が広がっていた
翔己はまだ寝ている
リビングの方からはカチャカチャと食器が洗われてる音がする
大量の出血と激痛のあまり起き上がることが出来ない
「う゛ぐっ・・・・・はぁ・・・・・・っ・・・・」
額からは汗が流れてくる
終いには翔己が起きて泣き始めた
泣き止まない翔己の声に気づいたともが寝室に戻ってきた
「アキ、起きてるなら翔己の事抱っこしてこっちにきなよ
ご飯、できてるよ」
ともは翔己をあやしながら俺に言った
でも俺は緊急事態で翔己をあやすことが出来なかった
「う゛っ・・・・とも・・・・病院・・・・」
「病院は来週だろ!?
その前に今日は休日だぞ」
「ちが・・・う・・・・」
「・・・・っ!!
アキ、汗酷いぞ!!」
やっと俺の様子がおかしいことに気づいてくれた
「い・・・たい・・・、う゛ぐっ・・・はぁ・・・・・・」
「どこが痛い?」
「お尻・・・・の・・中
血・・・・出てて・・・止まら・・ない・・・」
ともがあわててシーツを捲った
そこには血で汚れた大きな水たまりが布に染み込んでいた
「アキっ、起きろ!!
病院行くぞ!!」
「起き・・・れな・・・い
血が・・・・止まらなくて・・・・」
「わかった、今タオルもってくるから」
ともはきれいなタオルを俺の後ろに押しつけた
血は止まることなく流れ続けている
俺は既に貧血の状態で周りがクルクル回って見える
後ろにあてがっていたタオルはすぐに血液を含み重くなり、血液を吸い取らなくなった
翔己は泣き止んでたみたいだった
少しすると誠二さんたちが訪れ医者を連れてきた
俺たちは自宅に居たけどともが呼んでくれたみたい
ともは俺の側で付き添っててくれた
翔己は誠二さんと一緒に来ていた龍弥君が見ていてくれた
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