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迎え
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捜索届けを出して翌日、電話が入った
アキと燈が見つかったと・・・
安心した反面、怒りが込み上げてきた
まずは急いで車を出して迎えに行った
子供達には留守番をしてもらった
公園に着くとアキは燈を抱きしめたまま座り込んで警察官の人に背中を擦られていた
「アキっ!!!」
アキの目の周りは真っ赤になっていた
地面には涙の跡があった
「うっ・・・・、うっ・・・・」
ずっと泣いているみたいで泣き止まないらしい
「アキ、寒かっただろ?
ごめんな、辛かったよな?
アキには家族が居るんだから一人で抱え込まなくても良いんだよ?」
俺は来ていたコートをアキの肩に掛けた
いつの間にか怒りは消えていた
警察官にあいさつをして家へと帰った
家に着くと子供たちが足音を立てて出てきた
俺は子供たちに燈を見ててもらい、アキと話をするため鞄を持って寝室に行った
「アキ・・・」
俺はアキの頬を一回思いっきり叩いた
「自分がしたこと、分かってるよな?
どれだけ皆が心配してたか分かるか?」
「ゴメン・・・なさい・・・」
「後で、皆に謝れよ?
叩いて悪かった」
「分かった、
良いよ、俺が悪いんだし・・・」
「あともう一つ、俺に出すものはないか?」
アキの方がビクンと跳ねた
「アキ?
アキは悪くないんだ、俺にも見せてくれないか?
俺だってお前の旦那だろ?」
アキは鞄から封筒を出して俺に差し伸べてきた
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