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「ぅあっ!」
頭を撫でていた手が中心部を握る。下着一枚しかそれを覆うものがなく、さっきズボンの上から握られた時よりも鋭くビリビリとした電気が体中を駆け巡った。その突然の刺激に体が仰け反る。
「ぅ、はっ・・・・・・ぁ、」
「・・・・・・いい反応」
昴は満足気に笑ってペロ、と自分の下唇を舐め、熱のこもった息を吐いた。
それが妙に色っぽくて、それだけでも体に電気が走る。
(お、かしい・・・・おかしい、おかしい・・・・・っ!)
昴の手が下着の上で這い回り、声が出そうになるのを必死に押さえた。下半身から湧き上がる快感を少しでも和らげたくて、シーツを強く握って自分自身におかしい、と訴える。
「声、抑えないで」
そう言った昴の手が下着の中に侵入する。体がビクッ、と大きく跳ね、その現実を否定したくて恐る恐る自分の下半身に目をやった。
「―――ッ!」
嘘じゃなかった。夢じゃなかった。これは現実だった。
それを見た瞬間、息が詰まった。昴の手は、やっぱり俺のモノを触っていて。
人に触られてる羞恥とこれからされることの恐怖が俺を襲う。
「っ・・・・ぃ、ゃだ・・・・嫌だっ・・・・!」
思わず漏れた拒絶の言葉を無視し、昴は俺のモノを外に取り出して上下に擦りだす。
ビリビリした電気と良すぎるほどの快感が全身を貫き、体が仰け反ってシーツを握る力が強くなった。
「あ゛、ぁぁ゛あ、あ!」
視界が滲み、こめかみの方向へ流れていく。それが羞恥と恐怖から流れるものなのか、それとも、生理的なものなのか。自分ではわからなかった。
昴は手を止めることなく、片手で俺の涙を拭って。
「言ったはずだよ。・・・・・次は最後までする、って」
わざとらしく耳元で囁く。その酷く色っぽい声に寒気がして鳥肌が立ち、まだ与え続けられている快感に頭がクラクラして、理性なんて吹っ飛んだ。
暗い部屋には俺の喘ぎ声が響く。
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