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「あ、はっ・・・・ぁ!ゃ、ん!」
もう諦めるしかないと思った。昴に全部を任せるしかないと。
相変わらず涙は流れて、体には電気が走る。休むことなく喘がされてるせいで口端からは唾液が漏れ、シーツを握る力が何倍も強くなり、手が痺れた。
だけどそんなことを気にする余裕なんてなくて。
「は、ぁん!・・・・っあ!ん、ぅ・・・・っ、・・・・・あ゛!!」
体を走る電気が強くなり、その意味を悟る。
「あ゛ぁ!す、ばるっ・・・・!ぁ、も、出るっ・・・・・!」
やばい。もうダメだ。もう耐えられない。
そう本能的にわかって、昴に告げる。すると昴はニヤリと口角を上げて言った。
「じゃあ、僕のこと好きって言って?」
昴の手が止まり、一気に快感が静まる。だけど絶頂を迎えようとしていた俺のモノは治まることを知らず、早く出してしまいたい、と訴えてきた。それは痛みに変わり俺を苦しめ始める。
「っ・・・・、ぅ、」
苦しい。痛い。苦しい。痛い。
嫌だ、出してしまいたい。なのに。
「好きって言わないとイカせないよ?」
昴の目は俺を真っ直ぐ見つめ、その真剣な眼差しに俺の心臓はバクバクと激しく動き始めた。
こんなことをしてる最中に目が合うだけでも死ぬほど恥ずかしいのに、この上好きだと言わなきゃいけないなんて。
地獄のようだ。
「・・・・す、ばる・・・・・・、」
「何?」
「っ・・・・・・!」
頬が熱くなるのがわかった。頬だけじゃない、頭も熱くてクラクラする。
心臓は変わらず激しく動き、手が震えた。
そんな中でも中心部は痛いと叫んでいて。
「顔、赤い」
昴の指が俺の頬を撫でる。その手つきが優しくて、くすぐったくて。なんだかホッとして、緊張が解けた。
「すば、る・・・・・・」
「ん?」
「・・・・・・き・・・・・」
昴が目を細めて俺を見た。もっとはっきり言ってくれないとわからない、と言うように。
俺もそれに応えるように、昴の目を真っ直ぐ見つめて。
「好、き・・・・・・・・」
そう言った。
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